テーパ光ファイバ

テーパー光ファイバは、光ファイバ母材を溶融延伸することで、入射端と出射端でコア / クラッド径が異なった形状の光ファイバであり、各種コネクタ( SMA、FC、SC)に対応可能です。

詳細説明

テーパー光ファイバは、入力が大きい口径で出力が小さい口径をした形状の光ファイバで、レンズでは絞れないスポットサイズを実現致します。光ファイバをヒーターやトーチで加熱し溶融延伸して作製しますので、ご要望に応じた任意のファイバ径に加工可能です。
(※コア/クラッド比は一定ですので、入力側と出力側で外径が異なります)
ファイバへのFC、SC、SMAコネクタの実装やφ3mmコード、φ0.9mmルースチューブでのコード化も対応可能です。

特徴

・受光面積が大きいためアライメントが容易

・石英系ファイバ外径φ1.5mmまで対応可能

・NA変換※ (コア径の変換比率の逆数分、出射NAが変化)

・1μm単位での外径制御加工技術

・情報通信、バイオ・メディカル、計測分野での応用

※NA変換について
テーパー光ファイバは、コアの変換比率に応じて損失が発生致します。
例えば、コア100μmから50μmに加工した場合、光をコア100μm側からファイバNAで入射すると透過率は最大50%に減少致します。コア50μm側から入射した場合は損失は発生しません。これは、ラグランジュの不変量という『物体(像)の大きさ × NA = 一定』に基づいています。NAの変換についても同様ですが、ファイバの仕様NA以上にはなりませんのでご注意下さい。

仕様

ファイバタイプ (SI型、GI型)は、選択するコア径によって制限が御座います
上記以外のコア径、NA、ファイバ長での作製も可能ですのでお問い合わせ願います
また、推奨屈折率分布GI型とさせて頂いておりますがSI型での作製も可能です。

製品資料